写真/Helsinki郊外のArabiankatuの公園
これ、よく言われるんですよね~。
移住するって言うとまずこの話になるので、自分自身のアタマの整理も兼ねてまとめ。
今まで日本で暮らして、働いてきて感じた3つのことに集約できるような気がします。
1.「毎日が心地良く感じられる文化」で暮らしたい
2.仕事への向き合い方を納得いくものにしたい
3.主体性と自分の意見がある子どもを育てたい。
他にも書きだすとキリがないんですけど、今回は上記3つにしぼって書きます。
1.「毎日が心地良く感じられる文化」で暮らしたい
これは、街並みとか風景とか目で見るもの・聞くもの・感じるものの総合的な感覚のことです。
僕はパステルや暖色系の色使いが好きでそんな配色の北欧の小物や布製品をよく買います。
北欧の人は暗くてすぐ太陽が沈む冬の季節に備えて、ずっとこもる屋内を暖かい色調で飾るのが好きだそうです。
この、色調とかインテリアに、なぜだかすごく安心感があるんですよねー。
でもって、カラッと湿気が少なくて、やや寒いぐらいの気候が好きです(暑いのが苦手)。
気候と住み心地。
日本にだって自然の美しいところはあるし、温暖な気候があるけれど、「全部がそろった場所」というのが僕にはない。
自然がキレイだと、交通利便が反比例して不便だったり、仕事がない過疎地だったり。
みんなにとって春は温暖なんだろうけど、湿気が多いなぁというのが僕の感覚。
今年の5月にフィンランド南部都市を中心にまわってきました。
自然が多くて、都会の要素もあって、交通の利便も良く、文化も好きになれそう。
いまのところ、フィンランドの都市ではヘルシンキ or タンペレがいちばんです。
2.仕事への向き合い方を納得いくものにしたい
ここが一番大きいかもしれません。そりゃあ、北欧にだって午前様で深夜1時まで働いたり、場合によって徹夜があることは聞きます。
でもね、残業すると内容・状況問わずに責められたり、あるいは申請しても残業が許可されない故に隠れて残業したり、逆にみんながんばってる空気感だから20時までは残業したほうがいい、なんて空気を醸す文化は、なんかおかしいと思うのです。その反面で組織は「ワークライフバランス」とか「仕事以外の時間を大切に」という言葉を使う。
決起集会で文化祭の出し物のようなことを半強制されたりと、それって決起や意思統一につながるの?と思うことがあったり。
前振り演劇はやりたい人でやれば良く、本題にはすぐ入ってOKなはず。会議出席や業務以外の催しについても参加者の判断で良いはず。(ただし責任は負う)
以上から、僕は周りの人を変えるのではなく、自分(の環境)を変えたいなと思いはじめたのです。
3.主体性と自分の意見がある子どもを育てたい。
きっかけはフィンランドがPISAテスト(OECD諸国の子供の学力・理解度を測るテスト)で毎年上位に入ってるのを知ったときでした。
結果よりもプロセスを重視する方針、こんな時はこういう考え方でやってみましょうという、手順と型を見せる教え方。これが未知の問題や学校外のテストでもうまく対処できる秘訣なのかな、と感じました。
へぇー!と思ったのは算数の問題です。
僕らが子どもの時に習ってきたのは25×4=100みたいな問題。
こういうことを教えるとき、フィンランドでは100=○×○という風に、マルの部分を考えてみましょう、という問題もあわせて教えるそうです。
育てるならこういう環境かな、と。
あと、英語をほぼ全国民がスラスラと英語が使えるのも魅力。自分の子どもが英語が難なく使えないと、ちょっと困った時代になってそう。
と、まぁこんな感じ。
え?内容が薄いって!?
うーん、そうかも。
もうちょっとエピソードや出典を交えて書いたほうがいいかもですね。
でも、それはまた次回。
いいですね。
田舎暮らしと同じレベルの幸せを感じます★
Posted by: Tafarocksdr | 07/07/2011 at 21:26
なぜか年々、派手さや盛り上がりじゃなくて、落ち着きを欲してきてます!
(でも落ち着きを手に入れる過程は派手になりそう)
Posted by: ville | 07/09/2011 at 22:47